2026年9月 ライティングコース

記事づくりワークフロー

あなたがディレクター、AIがライター。文章を書くのが苦手でも、7つのステップを順に進めれば記事が1本できあがります。

🎯

COURSE GOAL | 受講後の到達目標

ご自身で決めたテーマに沿って作成した記事を、noteまたはNotionで公開する。

このワークフローの考え方

あなたがディレクター、AIがライター。

めざすのは、検索で1位を取る記事ではありません。誰か1人の役に立つ記事を、1本仕上げることです。
文章を一字一句、自分で書く必要もありません。書くのはAI、決めるのはあなたです。テーマが思いつかない、何から手をつけていいか分からない——そんな状態からでも、ステップを順に踏めば記事は完成します。そして進めていくうちに、人に仕事を任せて、仕上げるまでの手順そのものが身につきます。

1

指示を出す

何を、誰に向けて、どういう順番で書くのかを決めます。ここが決まっていないと、AIは当たりさわりのない文章しか返してきません。指示の質が、記事の質になります。

STEP 1〜4
2

仕上げる

AIが書いたものを、そのまま世に出さずに確かめます。事実は正しいか、読んで面白いか、失礼はないか。ここは、あなたが責任を持って判断する仕事です。

STEP 6〜7
🤖 はじめに知っておいてほしいこと|AIに聞けば正解が出る、わけではありません AIは、事実でないことをもっともらしく書いてしまうことがあります。だからこのワークフローでは、AIに書かせたあと、必ずあなたが確かめる手順を入れてあります。これは面倒な作業ではなく、AIを使う人が必ず身につけることになる基本の型です。今月はそれを、記事を1本つくりながら体験していきます。

記事づくりには、性質のちがう2つのゴールがあります。この2語は、以降のステップでも出てきます。

届く

検索して、見つけてもらえる状態

せっかく書いた記事も、見つけてもらえなければ読まれません。読まれるの問題です。テーマ選び、タイトルの付け方などが、ここに関わります。

SEO=見つけてもらうための工夫

伝わる

読んだ人が、ちゃんと理解できる状態

見つけてもらえても、読みづらければ途中で閉じられます。読まれたの問題です。記事の構成、話の順番、文法の正しさが、ここに関わります。

文法・組み立ての工夫

各ステップの右上に、「届く」「伝わる」のどちらの作業かを表示しています。まずは「伝わる」を優先してかまいません。「届く」の工夫は、記事ができてから足せます。

⚖️ 書く前に、これだけは

テーマは自由です。ニッチでもかまいませんし、前向きな内容である必要もありません。ただし、公開する文章である以上、守っていただきたい線があります。

書いていいこと
  • 読む人が少なそうな、マニアックなテーマ
  • 失敗した話、うまくいかなかった話
  • 「自分には合わなかった」という結論
  • 批判や、不満に感じたことの指摘
  • まだ答えが出ていない、迷っている話
書いてはいけないこと
  • 人種・国籍・性別・宗教・職業などへの攻撃
  • 特定の個人や企業への誹謗中傷
  • 根拠のない断定(とくに医療・法律・お金)
  • 他人が書いた文章や、他人が撮った写真の無断使用
  • 本人の許可なく載せる、他人の顔や個人情報
線引きは「対象を攻撃しているかどうか」の一点です。
「この商品は自分には合わなかった。理由は◯◯だから」……これは批評です。
×「これを買う人は見る目がない」……これは攻撃です。
AIは、指示すれば攻撃的な文章も書いてしまいます。ここはAIに任せられない、人間が引くべき線です。

📖 このシートに出てくる言葉(先に確認しておきましょう)

リード文
記事のいちばん最初の文章。本文を読むかどうかが、ここで決まります。
見出し
記事を区切る小さなタイトル。見出しだけ読んでも中身がわかるのが理想です。
一次情報
自分が実際に見た・やった・聞いたこと。受け売りではない情報です。
ハルシネーション
AIが、事実でないことをもっともらしく書いてしまう現象のこと。
ファクトチェック
書かれている事実が本当に正しいかを、自分で調べて確かめること。
PREP法
結論→理由→具体例→結論の順で書く型。分かりやすく伝わります。
ペルソナ
届けたい読者を、たった1人の人物として具体的に描いたもの。
SEO
書いた記事を、検索でも見つけてもらいやすくするための工夫のこと。
キーワード
読者が検索窓に打ち込みそうな言葉。記事の入口になります。
検索意図
その言葉で検索した人が、本当は何を知りたかったのかということ。
メタディスクリプション
検索結果でタイトルの下に出る、記事の要約文のこと。
altテキスト
画像が表示されないときに代わりに出る説明文。検索にも読まれます。

※ 後半の5つは、少しむずかしく感じるかもしれません。いま覚えなくて大丈夫です。出てきたときにここへ戻ってきてください。

✦ 今回つくるもの

  • 1
    テーマを1つ決める
    ジャンルの指定はありません。STEP 1で決めていきます
  • 2
    そのテーマで記事を1本書く
    タイトル・リード文・見出し付きの本文がそろっていること
  • 3
    noteまたはNotionで公開する
    どちらを使ってもかまいません。公開できた状態がゴール
📏 長さの目安は、800〜1000文字 文字数に決まりはありません。短くても長くても、公開できていれば大丈夫です。ただ、はじめての1本としては800〜1000文字あたりがちょうどいいので、このシートはその長さを前提に手順を書いています。書いているうちに増えても、まったく問題ありません。

🗺 大きく4つ、細かく7ステップ

考える
何を書く? 誰に届ける?
他の人はどう書いてる?
STEP 1〜3
設計する
何を、どんな順番で
伝える?
STEP 4
作る
AIに文章を
書いてもらう
STEP 5
仕上げる
自分で確かめて、
公開する
STEP 6〜7
STEP 1
テーマを決める
あなた
STEP 2
誰に届けるか
あなた
STEP 3
材料を集める
あなた
STEP 4
設計する
あなた
STEP 5
本文を書く
AI
STEP 6
自分の記事にする
あなた
STEP 7
公開する
あなた
1

STEP 1 | THEME

書くテーマを決めよう

届く あなたの仕事
🎯 決める

記事のテーマを1つ決めます。ジャンルの指定はありません。まず、好きなことや気になっていることを、単語ひとつ思い浮かべてください。「猫」「キャンプ」——それだけで大丈夫です。そこからテーマの候補は、AIに広げてもらいます。

🎣 好きなこと 👀 気になっていること 💼 仕事で覚えたこと
  • ニッチでも大丈夫。読む人が少なそうなものほど、他に書いている人が少なくて書きやすいこともあります
  • 単語が思い浮かばないときは、ページ下のヒント集①を眺めてみましょう
🤖 AIに相談する ①(テーマ候補を出してもらう)

📝 〔好きなこと・気になっていること〕は、単語ひとつでかまいません

  • 1
    詳しくなくて大丈夫です。「好き」「気になる」だけで十分です
  • 2
    自分が体験したことでなくてもかまいません。調べて書けば記事になります
  • 3
    文章にしなくてOK。単語だけ書いて、AIに広げてもらいます
記入例 猫 / キャンプ / ラーメン / 北海道の温泉 / ふるさと納税
わたしが好きなこと・気になっていることは〔単語ひとつでOK〕です。
これについて、はじめてブログ記事を1本書きます。800〜1000文字くらいの記事です。

①次の切り口で、記事のテーマ案を5つ出してください。
 ・はじめる人が最初につまずくこと
 ・選び方や、迷ったときの比べ方
 ・やってみた/行ってみたという体験の話
 ・よくある誤解や、意外と知られていないこと
 ・お金や手続きの話
②それぞれ、どんな人が読みたがるかを1行で書いてください。
③5つのうち、初心者がいちばん書きやすいのはどれか、
 理由をつけて1つ選んでください。
🔍 詳しくなくても、テーマにできます 出てきたテーマに自分が詳しくなくても大丈夫です。調べて、分かったことをまとめれば記事になります。ただし1つだけ線があります。調べただけのことを、体験したように書かないこと。「やってみたら◯◯だった」は嘘になりますが、「調べたところ◯◯らしい」は問題ありません。
💡 選ぶのが苦手な方へ AIが選んだ1つを、そのまま採用して大丈夫です。「これでいいのか分からない」と悩む時間より、決めて先に進む時間のほうが価値があります。書きはじめてから変えることもできます。
✅ このステップの成果物
記事のテーマ1つ。そして「なぜこれを書くのか」を一言でメモしたもの。
2

STEP 2 | READER

誰に届けるかを決めよう

届く あなたの仕事
🎯 決める

読んでくれそうな人を、たった1人思い描きます。そして、その人が検索窓に何と打ち込むかを考えます。ここで出た言葉が、次のSTEP 3で使う検索ワードの候補になります。

  • 年齢・仕事・暮らし方はどんな感じ?
  • その人は、何に困って検索した?
  • 読み終わったあと、どうなっていてほしい?
🔍 読む人の「本当のニーズ」= 検索意図 たとえば「電気ケトル 洗い方」と検索した人が本当に知りたいのは、洗い方の手順ではなく「内側の白い汚れが取れない。どうすれば消えるのか」かもしれません。打ち込まれた言葉そのものではなく、その人が困っている本当の中身を当てにいく。これが検索意図をつかむということです。
🤖 AIに相談する ②(読者像と検索ワード候補)
〔テーマ〕について800〜1000文字くらいの記事を書きます。

①この記事を読みそうな人物像を3パターン作ってください。
 年齢・仕事・暮らし方・どんなことに困っているかを含めてください。
②その人たちが検索窓に打ち込みそうな言葉を、あわせて8個ほど挙げてください。
③それぞれの言葉について、その人が「本当は何を知りたいのか」を1行で書いてください。
④3パターンのうち、いちばん記事にしやすい読者はどれか、理由をつけて選んでください。
✅ このステップの成果物
読者1人のメモ(困りごと・読後にどうなってほしいか)と、検索ワードの候補8個ほど。
3

STEP 3 | RESEARCH

すでにある記事を3本、見てみよう

届く あなたの仕事
🎯 やる

STEP 2で出た言葉から1つ選んで検索し、出てきた記事を3本、ざっと見ます。分析ではありません。自分の記事の材料を集めるのが目的です。

見ながら、次の3つをメモするだけで大丈夫です。

MEMO 1
どんなことが書いてあった?
3本にくり返し出てくる話は、読者が知りたいことです。自分の記事にも入れておきたい内容になります。
MEMO 2
自分が知らなかったことは?
「へえ」と思ったところをメモします。あなたが知らなかったことは、読者も知らない可能性が高いところです。
MEMO 3
もっと知りたいと思ったことは?
「結局いくらかかるのか書いてない」など、読んでも解決しなかった疑問。初心者のいまだから気づけることで、ここが記事の持ち味になります。
  • 3本は、上から順に出てきたものでかまいません。探し回らなくて大丈夫です
  • 全部を読み込む必要はありません。見出しを追って、気になるところだけ読むで十分です
  • 検索する言葉は、2〜3語つなげたものだと近い記事が出ます(例:「電気ケトル 白い汚れ 落とし方」)
  • MEMO 3は、くわしくない人ほど書けます。「読んでもよく分からなかったこと」でOKです
📚 なぜ、わざわざ他の人の記事を見るのか ゼロから考えるより、すでにあるものを見たほうが早いからです。検索の上位に出てくる記事は、多くの人に読まれてきたもの。そこに何が書いてあるかを知れば、自分の記事に何を入れればいいかが見えてきます。そして、3本に書かれていないことを自分が書ければ、その記事は読む価値のあるものになります。
🤖 AIに相談する ③(メモを整理してもらう)

3つのメモを書き出して渡すと、記事の材料として整理してくれます。見るのは自分でやってください。AIにまとめさせただけだと、MEMO 2とMEMO 3が出てきません。

〔検索した言葉〕」で検索して、出てきた記事を3本見ました。
メモが以下です。

・どんなことが書いてあった:〔メモ〕
・自分が知らなかったこと:〔メモ〕
・もっと知りたいと思ったこと:〔メモ〕

①このメモから、記事に入れたほうがいい内容を整理してください。
②このなかで、読者がいちばん知りたそうなのはどれですか。
✅ このステップの成果物
3つのメモ(書いてあったこと・知らなかったこと・もっと知りたいと思ったこと)と、検索に使った言葉。
4

STEP 4 | OUTLINE ★ AIへの指示書になります

何を伝えるかを設計しよう

伝わる あなたの仕事
🎯 決める

ここでつくるものが、そのままSTEP 5でAIに渡す指示書になります。順番が大事です。タイトルから考えると手が止まりますが、この順なら迷いません。

まず
一番伝えたいことを1つ
この記事を読んだ人に、結局いちばん何を持って帰ってほしいか。一文で書きます。思いつかなければ空欄のままでOK。次のプロンプトで、AIに一緒に考えてもらえます。
つぎに
見出しを3つ
伝えたいことにたどり着く順番に並べます。それぞれ「何を書くか」を1行メモしておきます。
さいごに
タイトルを3案
中身が決まってから付けるほうが、ぐっと楽になります。3つ並べて、一番読みたくなるものを選びます。
組み立ての例
テーマ
初心者向けのCanva
一番伝えたいこと
最初から全部を覚えなくていい
見出し3つ
① まず覚えること ② 最初につまずくポイント ③ 実際にやってみた (+最後にまとめ)
タイトル案
Canva初心者が最初に覚える3つ|全部おぼえなくて大丈夫でした
📑 見出しは3つが目安
  • 見出しだけ読んで内容がわかるか確認する
  • 各見出しで「何を書くか」を1行メモする
  • 読者の疑問が解ける順番に並べる
  • STEP 3のMEMO 3を、どこかの見出しで扱う
🏷 タイトルは最後に3案
  • 読むと何がわかるのかを書く
  • 30文字前後を目安にする
  • 検索されそうな言葉を入れられたら、なお良い
  • 3案並べて、一番読みたくなるものを選ぶ
📏 900文字くらいのときの配分めやす
リード文約120字
見出し1約220字
見出し2約220字
見出し3約220字
まとめ約120字
合計約900字
🤖 AIに相談する ④(見出しとタイトルの案を出してもらう)
800〜1000文字の記事を書きます。

・テーマ:〔テーマ〕
・読者:〔読者像〕
・一番伝えたいこと:〔一文で。思いつかなければ空欄でOK〕
・記事に入れたいこと:〔STEP 3のMEMO 3〕

①見出しの構成案を3パターン出してください。
 ・見出しは3つ、それぞれ何を書くかを1行つきで
 ・まとめは別に用意するので、見出しには含めないでください
 ・「記事に入れたいこと」をどの見出しで扱うかも示してください
②選びやすいよう、それぞれがどんな読者に向いているかも教えてください。
③「一番伝えたいこと」が空欄の場合は、構成案とあわせて
 「この記事で一番伝えるべきこと」も提案してください。
④タイトルは、わたしが見出しを決めたあとにお願いします。まだ出さないでください。

見出しが決まったら、続けてタイトルを頼みます。

見出しが決まりました。

〔決めた見出し3つ〕

この記事のタイトル案を3つ出してください。
・30文字前後
・読むと何がわかるのかがわかるもの
・「〔検索した言葉〕」が入っているとうれしいです
📎 順番と中身は、自分で決めましょう 出てきた案はたたき台です。自分の読者に合わない見出しは削り、書きたいことを足してください。本文はこのあとAIが書きますが、何をどの順で伝えるかを決めるのはディレクターの仕事です。
✅ このステップの成果物
一番伝えたいこと・見出し3つ・各見出しで書くことのメモ・タイトル1つ。これがAIへの指示書になります。
5

STEP 5 | WRITING

AIに本文を書いてもらおう

伝わる AIの仕事
🎯 進め方

記事をまるごと一度に書かせず、見出しを1つずつ書いてもらいます。全文を一気に出させると、あとで直す量が多すぎて手に負えなくなるためです。1つずつなら、設計図をそのまま指示として渡せます。

  • プロンプトに「確信のない箇所には〈要確認〉と書いて」という条件を入れます。AI自身に、怪しい箇所へ印を付けさせる仕掛けです
  • 出てきた文章が気に入らなければ、条件を変えてもう一度頼めば大丈夫です
🤖 AIに相談する ⑤(見出し1つ分を書いてもらう)

見出しの数だけ、くり返し使います。見出しが3つなら3回です。

記事の見出しを1つ分だけ書いてください。全文は書かなくて大丈夫です。

・記事のタイトル:〔タイトル〕
・読者:〔読者像〕
・今回書く見出し:〔見出し〕
・この見出しで伝えたいこと:〔1行メモ〕

条件
・220文字くらい
・一文は短く、むずかしい言葉は使わない
・結論を先に書く
・事実があいまいな部分は、断定せず〈要確認〉と書く
・特定の人や団体を悪く言う表現は使わない
🤖 AIに相談する ⑥(リード文とまとめ)

見出しの本文がすべてそろってから、最後にリード文とまとめを書いてもらいます。中身が決まってから書いたほうが、記事の内容と合った導入になります。

以下は記事の本文です。読者は〔読者像〕です。

①リード文の案を3つ(120文字くらい・この記事で何がわかるかを示す)
②まとめの案を1つ(120文字くらい・いちばん伝えたいことを再確認)
を書いてください。

---
〔ここに本文を貼る〕
✅ このステップの成果物
記事の下書き(800〜1000文字程度)。〈要確認〉の印が残った状態でOKです。
✍️ 自分で書きたい方へ。もちろん、ご自身の手で書いていただいてかまいません。その場合も設計図に沿って上から埋めていき、一文を短く、迷ったらPREP法(結論→理由→具体例→結論)で書くと形になります。他の型は、ページ下のヒント集②を見てみてください。書き終わったら、同じようにSTEP 6の仕上げに進みます。
6

STEP 6 | FINISHING ★ ここが一番おもしろい

自分の記事に仕上げよう

届く 伝わる あなたの仕事

いま手元にあるのは、AIが書いた、どこにでもある文章です。ここからが本番。これをあなたの記事に変えていきます。6つのチェックを順に通してください。

なかでも②と③が、この記事づくりの心臓部です。ここを通ると、文章の顔つきが変わります。

1 事実チェック まず最初に

AIは、事実でないことをもっともらしく書いてしまいます。存在しない制度、間違った年号、実在しない商品名。これを見逃したまま公開すると、読んだ人に迷惑がかかり、書いた人の信用も失われます。STEP 5で付けさせた〈要確認〉の印が、手がかりになります。

やること
  • 〈要確認〉と書かれた箇所を、すべて自分で調べる
  • 印がなくても、数字・年号・固有名詞・手順は全部拾って確認する
  • 確認先は、公式サイト・公的機関・メーカーのページなど出どころのはっきりしたもの
  • 調べても確証が取れないことは、書かずに削るのが正解
2 自分の話を足す ★ ここが心臓部

AIが書けるのは、すでにネット上にある情報の組み合わせだけです。あなたが感じたことや気づいたことは、AIには書けません。ここが、あなたの記事が他と違う理由になります。記事を読み返して、自分の話を入れられそうな場所を1か所見つけて書き足します。入れるものは、次の2つのどちらでもかまいません。

A・体験があるとき
  • 使えるもの:やってみた結果、実際に測った数字、現場で聞いた話、自分で撮った写真
  • 失敗談も強い材料です。「やってみたら◯◯だった」で十分
B・体験がないとき(調べて書いた場合)
  • 調べて分かったことを、そのまま自分の話として書けます
  • 例:「調べてみたら、◯◯には△△が必要だと分かりました」
  • とくに自分が意外に思ったことは、読者にとっても意外なことが多いです
  • 例:「てっきり◯◯だと思っていたら、実際は△△でした」
  • STEP 3のMEMO 2・MEMO 3が、そのまま材料になります
A・Bに共通して守ること
  • やっていないことを、やったように書かないこと。ここだけは守ってください
  • 短くて大丈夫。2〜3行あれば、記事の印象が変わります
3 自分の言葉になっているか ★ ここが心臓部

AIの文章は、どうしても一般論になります。「〜が大切です」「〜と言われています」。間違ってはいないけれど、誰が書いても同じ文章です。これを「自分の場合はこうだった」に変えると、一気に読める記事になります。

やること(1か所でもOK。やってみると違いがわかります)
  • 一般論で書かれている一文を探す
  • それを「わたしの場合は〜でした」に書き換える
  • 例:「事前の準備が大切です」→「わたしは準備をせずに始めて、3回やり直しました」
  • 例:「使いやすいと言われています」→「実際に1週間使ってみたら、◯◯だけは慣れませんでした」
  • 調べて書いた場合は→「調べる前は簡単そうに見えましたが、◯◯が必要だと知って驚きました」
  • 自分が普段しゃべる言葉に近づけるだけでも変わります
4 文法・校正 伝わるの土台

AIの文章は一見きれいですが、主語と述語がねじれていたり、同じ言葉の書き方が揺れていたりします。見出しごとに分けて書かせているので、つなぎ目で話が重複していることもよくあります。

やること
  • 誤字脱字を直す
  • 主語と述語が噛み合っているか確かめる(一文が長いと、よくねじれます)
  • 表記ゆれを統一する(例:ウェブ/Web、パソコン/PC)
  • 見出しのつなぎ目で、同じ話をくり返していないか確かめる
  • 最後に声に出して読む。息が続かない一文は、そこで切る
5 見つけてもらう工夫(SEO) 届くの確認

記事の中身が仕上がったら、最後に検索で見つけてもらうための工夫を足します。むずかしいことはしません。次の4つを見るだけです。

やること
  • タイトルに、STEP 3で検索した言葉が入っているか
  • 見出しにも、その言葉や近い言葉が入っているか
  • 見出しだけを上から読んで、記事の流れがわかるか
  • 逆に、同じ言葉を詰め込みすぎて読みにくくなっていないか
6 面白さと、社会的マナー 最後の関門

1〜5をすべて通っても、読んで面白くない記事はあります。正しくて、読みやすくて、それでもつまらない。ここを判断するのは、あなたの役目です。そして同時に、誰かを傷つける表現になっていないかも確かめます。

やること
  • 自分が読者だったら、最後まで読むかを考える
  • 「どこかで読んだような話」だけになっていないか。なっていたら②③に戻る
  • 特定の人・団体を攻撃する表現が混ざっていないか
  • 断定しすぎていないか(とくに医療・法律・お金の話)
  • 参考にした情報の出どころを、記事の最後に書いたか
🤖 AIに相談する ⑦(見落としを拾ってもらう)

仕上げるのは自分ですが、見落としを拾うのはAIが得意です。ただし直させないこと。指摘だけをもらいます。

以下の記事を公開前に点検します。書き直しはしないでください。
指摘だけを、箇条書きで教えてください。

①事実確認が必要な箇所(数字・年号・固有名詞・手順)をすべて挙げる
②「誰が書いても同じ」な一般論になっている文を挙げる
③主語と述語がねじれている文があれば挙げる
④表記がゆれている言葉があれば挙げる
⑤見出しのつなぎ目で内容が重複している箇所があれば挙げる
⑥特定の人や団体を悪く言っていると受け取られかねない表現があれば挙げる

---
〔ここに記事を貼る〕
⚠️ 事実確認そのものは、AIに任せないでください 「①で挙がった箇所が正しいかどうか」をAIに聞いても、また間違った答えが返ってくる可能性があります。AIに出させるのはチェックすべき箇所のリストまで。正しいかどうかは、公式サイトなどを自分で見て判断してください。ここは、あなたが責任を持って判断する部分です。
✍️ ②で挙がった一般論も、AIに直させないこと 「自分の言葉に書き換えて」とAIに頼むと、また別の一般論が返ってきます。指摘された箇所を、自分の話で置き換える。ここだけは、面倒でも自分の手でやってください。記事がいちばん変わるところです。
✅ このステップの成果物
自分の記事になった原稿。〈要確認〉の印が、すべて消えている状態。
7

STEP 7 | PUBLISH

整えて、公開しよう

届く あなたの仕事
🎯 やる

仕上げた記事を、noteまたはNotionに載せて公開します。公開したら終わりではなく、読まれた反応を見て直していくところまでが記事づくりです。

  • 見出しはきちんと見出しとして設定する(文字を大きくしただけにしない)
  • 画像を入れたらaltテキストを書く。図解が必要ならCanvaでつくれます
  • 検索結果での見え方を意識して、タイトルと要約文を整える
  • 公開したらSNSでも知らせてみましょう。媒体ごとに書き方を変えるのがコツです

👀 公開ボタンを押す前に

〈要確認〉の印が、すべて消えている?
タイトルに、STEP 3で検索した言葉が入っている?
見出しだけを読んでも、内容の流れがわかる?
参考にした情報の出どころを書いている?
画像は自分で用意したもの、またはフリー素材?
スマホで見ても読みやすい?
🤖 AIに相談する ⑧(要約文とSNS投稿文)
以下の記事を公開します。
①検索結果に出す要約文(メタディスクリプション)を3案、120文字程度で
②この記事を知らせるSNS投稿文を3案、140文字以内で
作ってください。STEP 3で検索した言葉は〔検索した言葉〕です。

---
〔ここに記事を貼る〕
✅ このステップの成果物
noteまたはNotionで公開された記事1本。そのURL。

テーマが決まらないとき、自分で書くときの組み立て方に迷ったときに使ってください。

💡 ヒント集① | 記事テーマのヒント

💼仕事で覚えたこと
  • はじめて使ったツールの覚え方
  • 職場で教わったちょっとしたコツ
  • 失敗してから気をつけていること
  • 資格を取るまでにやったこと
  • 新人のころに知りたかったこと
🎣趣味・好きなこと
  • はじめる人が最初に買うもの
  • 続けるうちにわかったこと
  • 好きなものの選び方
  • 北海道ならではの楽しみ方
  • やってみて合わなかったこと
🏠暮らしの中の工夫
  • 買ってよかったもの・その理由
  • 手続きでつまずいたところ
  • 時間を短くできた家事のやり方
  • 冬支度でやっていること
  • お金の使い方で変えたこと

📐 ヒント集② | 文章の型から書き方を逆引きする

PREP法
結論 → 理由 → 具体例 → 結論
  • おすすめや意見を伝えるとき
  • 迷ったらまずこの型で
SDS法
概要 → 詳細 → まとめ
  • 何かを説明・紹介するとき
  • 報告や案内にも使えます
時系列型
はじめ → 途中 → 今
  • 体験談や、やってみた話
  • 手順の説明にも向きます
比較型
A → B → 結論
  • 2つで迷っている読者に
  • 選ぶ基準を最後に示す
Q&A型
質問 → 答え
  • よくある疑問に答える記事
  • 見出しがそのまま質問に
リスト型
〇個のポイント
  • 数を先に示すと読まれます
  • まとめ記事に向きます

課題に採点はありません。文章の「うまさ」でもなく、次の点が自分でできたかを、ふりかえってチェックしてみましょう。

💮 ここができていたらバッチリ

  • 記事のテーマと、届けたい読者を説明できる
  • 他の記事を3本見て、記事の材料を集めた
  • AIが書いた事実を、自分で調べて確かめた
  • 自分の話(体験、または調べて気づいたこと)を1つ以上入れた
  • 一般論の一文を、自分の言葉に書き換えた
  • 声に出して読んで、文章を直した
  • noteまたはNotionで公開できている

🎬 このコースで一番身につけてほしいこと

文章を書く力そのものは、AIが肩代わりしてくれる時代になりました。それでもなお残る仕事は、何を書くかを決めることと、出てきたものを見て、これでいいと判断することです。

事実は正しいか。自分にしか書けないことが入っているか。読んで面白いか。誰かを傷つけていないか。作業はAIに任せられても、最後の判断と責任は、書いた人が持つ。それができる人が、AIを使いこなせる人です。

うまくできなくて当たり前。最初はみんな初心者です。まずはSTEP 1、AIにテーマを5つ出してもらうところから始めてみましょう。