はじめに | ゴールと考え方の確認
このワークフローの進め方
スキルの差が大きくても進められるよう、各ステップを
「決める → AIに相談する → 作る」の3段階でそろえています。
AIは「答えを出す道具」ではなく、相談相手として使うのがポイントです。
⚠️ 動画・画像・音楽の素材を使うときは著作権に注意すること。フリー素材や自分で用意した素材、AI生成した素材を活用しましょう。
📖 このシートに出てくる言葉(先に確認しておきましょう)
- 構成
- 動画の流れの組み立て。最初・中盤・最後の展開のこと。
- テロップ
- 画面に表示する文字。字幕や強調のためのテキスト。
- トランジション
- 場面と場面をつなぐときの切り替え効果。
- BGM
- 動画の後ろで流れる音楽。感情の土台をつくる要素。
- 音ハメ
- 映像の切り替えを音楽のリズムに合わせること。
- AIプロンプト
- ChatGPT/Gemini/ClaudeなどのAIに「お願いする文章」のこと。
🗺 7ステップの全体像
STEP 1 | DECIDE
何を伝えたい動画なのか決めよう
編集を始める前に、まず「見た人にどんな気持ちになってほしいか」を決めます。感情が決まると、編集方法も自然と決まってきます。
私は[テーマ]という動画を作ります。 視聴者に「[伝えたい感情]」という気持ちになってほしいです。 そのために効果的な演出方法を5つ提案してください。
STEP 2 | STRUCTURE
台本(構成)を考えよう
良い動画は、編集よりも構成で決まります。まずは「最初・中盤・最後」だけをシンプルに考えてみましょう。
この動画を最後まで見てもらえる構成を考えてください。 テーマは[テーマ]、届けたい感情は[伝えたい感情]です。 最初の30秒で興味を引き、最後まで飽きない流れを作ってください。
STEP 3 | GATHER
素材を集めよう
伝えたい感情に合う素材を集めます。撮影だけでなく、画像生成・動画生成AIも活用できます。
- 動画/自分で撮影・フリー素材・生成AI
- 写真・画像/撮影・フリー素材・生成AI
- 音楽(BGM)/感情の土台になる大切な要素
- 効果音/驚き・強調などのアクセント
- ナレーション/自分の声・音声合成AI
- テロップ/伝えたい言葉を文字で補強
[伝えたい感情]を伝える動画です。
どんな映像素材や音楽(BGM)が合いますか?
具体的なイメージやキーワードを教えてください。STEP 4 | EDIT
編集してみよう
ここで初めて編集です。編集ソフトの機能を使って、感情を演出していきます。
- テロップ/エフェクト/トランジション
- BGM/効果音/色味の調整
- スピード調整/ズーム/カット編集
大切なのは、機能を使うことではありません。その編集によって「感情が変わる」ことが重要です。
この動画をもっと[伝えたい感情]という気持ちになるように編集したいです。
テロップ・BGM・トランジション・色味などの観点から、
具体的な編集方法を提案してください。STEP 5 | LENGTH ★ 今回一番大切
動画の長さに意味を持たせよう
今回のコアテーマです。1分と10分では、感情の設計のしかたがまったく違います。それぞれの特徴を意識しましょう。
短いからこそ、伝えたいことをギュッと凝縮。不要な部分は思い切って削り、短い時間で感情のピークをつくります。
意識すること
- テンポ
- インパクト
- 最初の3秒
- 最後の印象
長い動画は、最後まで見てもらう工夫が必要。途中で感情が変化し続けることが重要です。
工夫できること
- ストーリー展開/BGMの変化
- テンポの変化/カメラワーク
- 音ハメ/効果音/演出の切り替え
この動画は1分以内です。テーマは[テーマ]です。
より短く、感情が伝わるように改善できる点を教えてください。この動画は10分あります。テーマは[テーマ]です。
最後まで見てもらうために、感情が動き続ける改善ポイントを教えてください。STEP 6 | REVIEW
一度見返そう
完成したら、編集者ではなく「視聴者」として見てみます。自分に質問してみましょう。
👀 視聴者目線チェック
- 動画ファイルを添付する/ChatGPT・Gemini・Claudeなどに、動画ファイルそのものをアップロードして相談する。
- Geminiを使う/GeminiだけはYouTubeの動画URLを読み込めます。YouTubeにアップした動画なら、URLを貼って相談できます。
添付した(またはURLの)動画を、視聴者目線で見てください。 ・途中で飽きるところ ・感情が動くところ ・改善点 を教えてください。
STEP 7 | PUBLISH & ANALYZE
SNSへ投稿しよう
完成したら、任意のSNSへ投稿します。ただし、投稿したら終わりではありません。コメントや再生数も見て、「どこで人の心が動いたのか」を分析してみましょう。
迷ったら | 感情と編集のヒント集
「どんな感情にしたいか」から、編集の方向性を逆引きするためのヒントです。
🎨 感情別・編集の演出ヒント
✨ワクワク
- 速いテンポのカット
- 明るい色味・高い彩度
- アップテンポなBGM
- 音ハメで軽快に
🌿癒やし
- ゆっくりしたカット
- やわらかい色味
- 静かなBGM・環境音
- ゆるやかなズーム
😲驚き
- 間(ま)をつくってから見せる
- 効果音でアクセント
- 急なテンポ変化
- ズームインで強調
😂笑い
- テンポよく短いカット
- コミカルな効果音・テロップ
- あえての「間」で落とす
- ズーム・スロー演出
🥹感動
- ゆっくりした展開
- 盛り上がるBGM
- ストーリーの起伏
- 最後に余韻を残す
🔥応援したくなる
- 過程・頑張りを見せる
- 徐々に高まるBGM
- 本人の言葉をテロップに
- 成果を最後に見せる
できたらバッチリ!自己チェックポイント
課題に評価や採点はありません。動画の「上手さ」でもなく、次の点が自分でできたかを、ふりかえってチェックしてみましょう。
💮 ここができていたらバッチリ
- ✅編集機能を活用できている
- ✅感情を演出できている
- ✅動画の長さに意味がある
- ✅最後まで見たくなる工夫がある
- ✅SNSで公開できている
🎬 このコースで一番身につけてほしいこと
動画編集とは、映像をつなぐ技術ではありません。
視聴者の感情を設計し、動かす技術です。
同じ映像でも、編集によって「笑顔」にも「感動」にも「緊張感」にも変えられます。今回はぜひ「編集技術」だけでなく、「感情をデザインする力」を意識して作品づくりに取り組んでみてください。