2026年7月 動画編集コース

感情をデザインする動画編集ワークフロー

コース目標を達成するための、7つのステップ。「どんな気持ちになってほしいか」を出発点に、編集で人の心を動かす動画をつくります。

🎯

COURSE GOAL | 受講後の到達目標

1分以内の動画、10分以内の動画をそれぞれ作成し、任意のSNSで公開する。

本当のテーマ

「編集によって、人の感情を動かす方法」を学ぶ。

動画を作ることがゴールではありません。同じ映像でも、編集しだいで「笑顔」にも「感動」にも「緊張感」にも変えられます。このコースで身につけてほしいのは、映像をつなぐ技術ではなく、視聴者の感情を設計し、動かす力です。

💡

このワークフローの進め方

スキルの差が大きくても進められるよう、各ステップを
「決める → AIに相談する → 作る」の3段階でそろえています。
AIは「答えを出す道具」ではなく、相談相手として使うのがポイントです。

⚠️ 動画・画像・音楽の素材を使うときは著作権に注意すること。フリー素材や自分で用意した素材、AI生成した素材を活用しましょう。

📖 このシートに出てくる言葉(先に確認しておきましょう)

構成
動画の流れの組み立て。最初・中盤・最後の展開のこと。
テロップ
画面に表示する文字。字幕や強調のためのテキスト。
トランジション
場面と場面をつなぐときの切り替え効果。
BGM
動画の後ろで流れる音楽。感情の土台をつくる要素。
音ハメ
映像の切り替えを音楽のリズムに合わせること。
AIプロンプト
ChatGPT/Gemini/ClaudeなどのAIに「お願いする文章」のこと。

✦ 課題条件

  • 1
    1分以内の動画を1本つくる
    短い時間に伝えたいことを凝縮し、感情のピークをつくる
  • 2
    10分以内の動画を1本つくる
    最後まで見てもらえるよう、感情が変化し続ける流れをつくる
  • 3
    任意のSNSへ公開する
    公開して終わりではなく、反応から「心が動いた場所」を分析する

🗺 7ステップの全体像

STEP 1
感情を決める
STEP 2
構成を考える
STEP 3
素材を集める
STEP 4
編集する
STEP 5
長さに意味を
STEP 6
見返す
STEP 7
投稿・分析
1

STEP 1 | DECIDE

何を伝えたい動画なのか決めよう

まず最初に
🎯 決める

編集を始める前に、まず「見た人にどんな気持ちになってほしいか」を決めます。感情が決まると、編集方法も自然と決まってきます。

ワクワク 癒やし 驚き 笑い 感動 応援したくなる
🤖 AIに相談する ①
私は[テーマ]という動画を作ります。
視聴者に「[伝えたい感情]」という気持ちになってほしいです。
そのために効果的な演出方法を5つ提案してください。
✅ このステップの成果物
この動画で視聴者に届けたい「感情」が1つ決まっている状態。
2

STEP 2 | STRUCTURE

台本(構成)を考えよう

編集の前に
🎯 決める

良い動画は、編集よりも構成で決まります。まずは「最初・中盤・最後」だけをシンプルに考えてみましょう。

最初:興味を引く 中盤:ストーリーを見せる 最後:感情を残す
🤖 AIに相談する ②
この動画を最後まで見てもらえる構成を考えてください。
テーマは[テーマ]、届けたい感情は[伝えたい感情]です。
最初の30秒で興味を引き、最後まで飽きない流れを作ってください。
✅ このステップの成果物
最初・中盤・最後の流れが書かれた、かんたんな台本。
3

STEP 3 | GATHER

素材を集めよう

準備
🎯 決める

伝えたい感情に合う素材を集めます。撮影だけでなく、画像生成・動画生成AIも活用できます。

  • 動画/自分で撮影・フリー素材・生成AI
  • 写真・画像/撮影・フリー素材・生成AI
  • 音楽(BGM)/感情の土台になる大切な要素
  • 効果音/驚き・強調などのアクセント
  • ナレーション/自分の声・音声合成AI
  • テロップ/伝えたい言葉を文字で補強
🤖 AIに相談する ③
[伝えたい感情]を伝える動画です。
どんな映像素材や音楽(BGM)が合いますか?
具体的なイメージやキーワードを教えてください。
✅ このステップの成果物
編集にすぐ使える、感情に合った素材のセット。
4

STEP 4 | EDIT

編集してみよう

いよいよ本番
🎯 決める

ここで初めて編集です。編集ソフトの機能を使って、感情を演出していきます。

  • テロップ/エフェクト/トランジション
  • BGM/効果音/色味の調整
  • スピード調整/ズーム/カット編集

大切なのは、機能を使うことではありません。その編集によって「感情が変わる」ことが重要です。

🤖 AIに相談する ④
この動画をもっと[伝えたい感情]という気持ちになるように編集したいです。
テロップ・BGM・トランジション・色味などの観点から、
具体的な編集方法を提案してください。
✅ このステップの成果物
感情の演出が加わった、編集済みの動画(下書き)。
5

STEP 5 | LENGTH ★ 今回一番大切

動画の長さに意味を持たせよう

コアテーマ

今回のコアテーマです。1分と10分では、感情の設計のしかたがまったく違います。それぞれの特徴を意識しましょう。

⏱ 1分以内の動画

短いからこそ、伝えたいことをギュッと凝縮。不要な部分は思い切って削り、短い時間で感情のピークをつくります。

意識すること
  • テンポ
  • インパクト
  • 最初の3秒
  • 最後の印象
🎞 10分以内の動画

長い動画は、最後まで見てもらう工夫が必要。途中で感情が変化し続けることが重要です。

興味 共感 驚き 感動
工夫できること
  • ストーリー展開/BGMの変化
  • テンポの変化/カメラワーク
  • 音ハメ/効果音/演出の切り替え
🤖 AIに相談する ⑤(1分動画用)
この動画は1分以内です。テーマは[テーマ]です。
より短く、感情が伝わるように改善できる点を教えてください。
🤖 AIに相談する ⑥(10分動画用)
この動画は10分あります。テーマは[テーマ]です。
最後まで見てもらうために、感情が動き続ける改善ポイントを教えてください。
✅ このステップの成果物
「長さに意味がある」と説明できる、1分/10分それぞれの動画。
6

STEP 6 | REVIEW

一度見返そう

仕上げ前
🎯 決める

完成したら、編集者ではなく「視聴者」として見てみます。自分に質問してみましょう。

👀 視聴者目線チェック

最初で興味を持てた?
途中で飽きなかった?
感情は動いた?
最後まで見たくなった?
🤖 AIに相談する ⑦
📎 相談する前に:AIに動画をどう渡す? AIは動画のURLをそのまま読み込むことはできません。相談するときは、次のどちらかの方法で動画を渡しましょう。
  • 動画ファイルを添付する/ChatGPT・Gemini・Claudeなどに、動画ファイルそのものをアップロードして相談する。
  • Geminiを使うGeminiだけはYouTubeの動画URLを読み込めます。YouTubeにアップした動画なら、URLを貼って相談できます。
添付した(またはURLの)動画を、視聴者目線で見てください。
・途中で飽きるところ
・感情が動くところ
・改善点
を教えてください。
✅ このステップの成果物
視聴者目線で見直し、改善を反映した完成版の動画。
7

STEP 7 | PUBLISH & ANALYZE

SNSへ投稿しよう

ゴール
🎯 決める・やってみる

完成したら、任意のSNSへ投稿します。ただし、投稿したら終わりではありません。コメントや再生数も見て、「どこで人の心が動いたのか」を分析してみましょう。

✅ このステップの成果物
SNSで公開された動画と、反応から得た「次への気づき」。

「どんな感情にしたいか」から、編集の方向性を逆引きするためのヒントです。

🎨 感情別・編集の演出ヒント

ワクワク

  • 速いテンポのカット
  • 明るい色味・高い彩度
  • アップテンポなBGM
  • 音ハメで軽快に

🌿癒やし

  • ゆっくりしたカット
  • やわらかい色味
  • 静かなBGM・環境音
  • ゆるやかなズーム

😲驚き

  • 間(ま)をつくってから見せる
  • 効果音でアクセント
  • 急なテンポ変化
  • ズームインで強調

😂笑い

  • テンポよく短いカット
  • コミカルな効果音・テロップ
  • あえての「間」で落とす
  • ズーム・スロー演出

🥹感動

  • ゆっくりした展開
  • 盛り上がるBGM
  • ストーリーの起伏
  • 最後に余韻を残す

🔥応援したくなる

  • 過程・頑張りを見せる
  • 徐々に高まるBGM
  • 本人の言葉をテロップに
  • 成果を最後に見せる

課題に評価や採点はありません。動画の「上手さ」でもなく、次の点が自分でできたかを、ふりかえってチェックしてみましょう。

💮 ここができていたらバッチリ

  • 編集機能を活用できている
  • 感情を演出できている
  • 動画の長さに意味がある
  • 最後まで見たくなる工夫がある
  • SNSで公開できている

🎬 このコースで一番身につけてほしいこと

動画編集とは、映像をつなぐ技術ではありません。
視聴者の感情を設計し、動かす技術です。

同じ映像でも、編集によって「笑顔」にも「感動」にも「緊張感」にも変えられます。今回はぜひ「編集技術」だけでなく、「感情をデザインする力」を意識して作品づくりに取り組んでみてください。